英単語 2011 6 26

書名 CDを聞くだけで英単語が覚えられる本
著者 赤井田 拓弥  中経出版

 最近は、いくつかの会社で、
「社内公用語」を英語にする動きが出ています。
 あるいは、英語を公用語にしなくても、
TOEICの点数を気にする会社が多くなりました。
 英語が得意な人や好きな人にとって、
このような動きは、能力を発揮できる機会が増えるので、
うれしいでしょうが、
問題は、英語の能力が中級レベルの人です。
 まず、英語学習の基本は、英単語です。
学生時代、英語が得意科目だった私も、
英単語を覚えるには、苦労しました。
昔は、参考書といえば、文法書や英文解釈の本ばかりで、
英単語の参考書など、ほとんどなかったと思います。
 だから、英和辞典(ポケット版)を最初から覚える人もいました。
考えてみれば、英和辞典は、英単語の学習参考書かもしれません。
 ただし、こうした学習方法の問題点は、
アルファベットの「a」で始まる英単語は詳しいが、
「z」に近づくにつれて、英単語の記憶は落ちるということです。
 最近は、恵まれていて、
英単語の参考書が、星の数ほど出版されています。
 しかし、それでも、私が見た限りでは、
英語が好きな人でないと続かないのではないかと思われる本が多いと感じます。
 ここは、英語を学習するというよりも、
暗記をするには、何が効率的かと考えるべきです。
 それには、文字が大きいこと、
行間が開いていること、カラフルなことが要求されるでしょう。
 受験生で、よく見かけるのが、
ノートに、小さな字で、隙間なく、びっちりと書き込む人です。
これでは、目が悪くなる上に、記憶の定着が悪いはずです。
効率よく暗記したいならば、大きな字で書くことです。
 さて、次に、英単語を覚える上で、効率性を考えれば、
同時に、派生語、同意語、反意語、類義語を覚えてしまうことです。
また、その英単語を使った短い文章も覚えることも大切です。
さらに、重要なことは、英語の語義(つまり英英辞典)を知ることです。
 たとえば、「reunion」という英単語の語義は、
「a meeting of people who were together before」です。
これで、「reunion」の意味が、はっきりとわかったはずです。
 以上の条件を満たす英単語の参考書は、
「CDを聞くだけで英単語が覚えられる本」だけでした。





















































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